募集ネタが一段落なんで、久々に「 エキストラの基礎知識」系のお話をひとつ。
この1年、平均週1回ぐらいのペースでエキストラをやってますが、そのうち某専門プロダクション経由でのものは、出演料の請求手続きの必要上、「何時から何時までやったか」の記録がきちんと手元に残ってます。
そこでその記録をもとに、自分が「1回の撮影ごとに、それぞれどのくらいの時間を費やしたか」をあらためて計算してみたら、下記のようになりました。
3時間未満 :約16%
3時間~5時間未満 :約32%
5時間~8時間未満 :約34%
8時間以上 :約18%
最長拘束時間:11時間30分
最短拘束時間:50分
平均拘束時間:5時間33分
※自宅←→撮影地間の移動時間は含みません。
まとめていえば、下記のような実態が見て取れる数字になってますですね。
・平均的には1本あたり5時間前後で、拘束時間はそれほど長くはない。
・ただし撮影内容しだいで長かったり短かったりの変動はかなり激しい。あっという間に終わることも、逆にとんでもなく長時間かかることもある。
・そのへんもひっくるめて頻度だけでいえば、5時間未満がざっと半分、それ以外が半分。(平均が5時間前後だからあたりまえだけど)
むろんこれはぼく個人の経験範囲での数値でありますが、一般的にも「だいたいこんな感じ」と思ってよいのじゃないかと思います。
現実に近いですね。
シーンが少なくてもカットが多いと時間が掛かって・・・疲れます。
5時間程度っていうのは、多分、基本給の範囲内で最大時間使いたいのかな?って思ったり。
でも11時間30分って拘束時間は給料に上限があったり残業が付かない事務所だと悲惨ですよね。
特にヘルプの多い事務所の場合、気の毒としか言えないです。
お疲れ様ー!!
投稿情報: OZK | 2006年6 月 4日 (日) 22:10
OZKさん、コメントどうも。
5時間程度っていうのは、多分、基本給の範囲内で最大時間使いたいのかな?って思ったり。
あくまで「それほど回数が多いわけじゃないぼく個人」のデータでの話ですが、もうひとまわり細かく「1時間ごと」に集計しなおしてみると下記のようになりました。
1時間未満 2%
1時間以上2時間未満 0%
2時間以上3時間未満 14%
3時間以上4時間未満 16%
4時間以上5時間未満 16%
5時間以上6時間未満 11%
6時間以上7時間未満 14%
7時間以上8時間未満 9%
8時間以上9時間未満 2%
9時間以上10時間未満 11%
10時間以上 5%
撮影スタッフ側が「呼んだ以上5時間めいっぱい働かせたい」とか、「できるだけ5時間に収めたい」といったことを重視すれば、拘束時間はおのずと「5時間前後」に集中するはずですが、実態としては目立った偏りがありませんでした。
なので、「呼ぶ側はそれほど意識/重視してない(場合が多い)」とみたほうがいいんじゃないかと思います。
11時間30分って拘束時間は給料に上限があったり残業が付かない事務所だと悲惨ですよね。
アルバイト的収入源の面を重視する観点からみればそういうことになりますね。よほど「好き」じゃないとやってられない、みたいな。
投稿情報: YanaKen(管理人) | 2006年6 月 5日 (月) 10:38