4時起床。5時台の一番電車で都心の集合場所に向かい、そこから大型バスで近郊のロケ地へ。
途中、首都高速を通ってレインボーブリッジを渡るあたりでは、ちょうど橋や周囲の建物が朝焼けに染まり、じつに見事な景観。
さらに品川、羽田と首都高速湾岸線を進んで横浜ベイブリッジを渡るあたりでは、港の中心部(山下公園)の背景左側に富士山がそびえ、これまた雄大な景色。
江戸時代末期、「日本の表玄関」として最初に開かれたのが横浜の地であった理由のひとつに、「来航した船から見ると、真正面に富士山が見える」という点も関係していたのかもしれない。
到着した撮影現場はというとこれがまた、昭和1ケタの時代に建てられたというとても立派な古い洋風大邸宅。いまは自治体の所有になっていて一応一般公開されているそうだが、ただし通常は庭から眺めるだけで屋内は見学できないらしい。
今はもう人が住んでいない建物、しかも谷間にあるため昼近くにならないと日が差さず、底冷えがキツかったのがタマにキズではあったが、とにかく内部もじっくり観察することができたのは、これもまた役得といえば役得。
「通常なかなか行くことのできない場所、なかなか目にする機会が少ない風景」に出会えるのもエキストラならではの楽しみ、という感を新たにした一日でありました。
ちなみに、撮影そのもののけっこう面白くて……いや、この話は放映後にでもまたあらためて。
(12/29記)
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