東京近郊の某一流ホテルの宴会場で、「記者会見シーン」のロケ。ぼくの今回の役柄はカメラマンだ。
この役の場合、自分が写らないカットでも画面の外側から随時シャッターを切ってストロボ発光させ、雰囲気を盛り上げるよう指示されることが多い。
ある意味、出演者と「裏方」を兼ねるわけなのでけっこう忙しいが、そのぶん「映像作りに参加している」実感が強まる面もあり、なかなか楽しい役柄だ。
本番中、ファインダー越しにときどき女優さんと視線があう。むろんカメラにむかって愛敬をふりまく「演技」の結果なのだが、その笑顔の強烈なオーラにドギマギしてしつつシャッターを切る気分はまさに激写カメラマン……って、残念ながらフィルムは入ってないんですけども。
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