ドラマ、映画等がメインのエキストラ専門プロダクションでも、たまにスチール(スチル。静止)写真のモデルの仕事が舞い込んだり、あるいは普通の(動画の)撮影の合間にそういった写真用のモデルを頼まれることがあります。
代表的なのは(ぼくは経験ないですが)「お葬式のシーンの"故人"役」ですネ。プロダクションの仕事で顔なじみのシニア・エキストラが、このての役で「出演」しているのをときどき見かけたりします。
自分の経験でいえば、こんなのもありました。
(1)連続殺人事件の犯人の部屋に貼られているスナップ写真の中の「その他おおぜい」。
(2)選挙ポスターの候補者役。
(3)連続ドラマの最終回のエンディングで使われる、「数10年後のヒロインとその子孫たち」の集合写真の一人。
(4)戦後すぐぐらいの設定のドラマのロケ現場で、それふうの衣装を着て待機しているところに「CG担当です」というヒトが近づいてきて、その場で「CG素材用」に全身写真を撮られる。
ちなみに(2)と(3)は、純粋にその写真撮影だけのための動員で、写真を数枚撮ったらそれで出番が終わり。なんか「あっけないなあ」という感じもありましたが、とにかくそういうわけで、「スチル写真のモデルも立派なエキストラの"仕事のうち"」というお話でありました。
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