先週、メールマガジン「東京エキストラNEWS」の側にコラムとして書いた記事ですが、メルマガの過去ログは次号が出た時点で消滅する設定で、でもこの記事はもうしばらく残しておきたいかな……というわけでブログ側に再録しておきます。すでに読んだかた(メルマガ読者のかた)、ごめんなさい。
平凡な女子大生と、青年イラストレーターの出会い。
アパートに残されたノートに綴られた、小学校の新米女性教師の1年。
……と、とりたてて奇抜な道具立てがなにもない(その意味では「地味」な)題材でありながら、驚くほど「映画を観た」という充足感が得られる作品、というのがぼくの感想です。行定監督、さすがです。
物語には一応の「謎」が存在しますが、「観客のほうが先に一連の出来事の構図に気づき、主人公がいつ気づくか、気づいた後でどうふるまうかを見守る」みたいな意味合いでとらえたほうが楽しめると思います。
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