先週、メールマガジン「東京エキストラNEWS」の側にコラムとして書いた記事ですが、メルマガの過去ログは次号が出た時点で消滅する設定で、でもこの記事はもうしばらく残しておきたいかな……というわけでブログ側に再録しておきます。すでに読んだかた(メルマガ読者のかた)、ごめんなさい。
平凡な女子大生と、青年イラストレーターの出会い。
アパートに残されたノートに綴られた、小学校の新米女性教師の1年。
……と、とりたてて奇抜な道具立てがなにもない(その意味では「地味」な)題材でありながら、驚くほど「映画を観た」という充足感が得られる作品、というのがぼくの感想です。行定監督、さすがです。
物語には一応の「謎」が存在しますが、「観客のほうが先に一連の出来事の構図に気づき、主人公がいつ気づくか、気づいた後でどうふるまうかを見守る」みたいな意味合いでとらえたほうが楽しめると思います。
公開初日の舞台挨拶での主演女優のふるまいにまつわる騒動で、なにやら微妙な状況におかれている作品ですが、「純情可憐さ」から「ふてぶてしさ」まで演じ分けられる主演女優の資質がこの作品の展開にはうまくマッチし、特にラストの主人公の「成長ぶり」にリアリティを与えているように思います。
また、「泣ける」映画という意味合いでは、小学生役の子役たちの活躍が光ります。
なお、この作品、オフィシャルサイトに映画鑑賞割引クーポンのページがあり、プリントアウトして映画館に持参すればオトナ300円、学生・子供200円割引で観ることができます。映画館に足を運ぶ際はお忘れなく。
オフィシャルサイトはこちら▼
http://closed-note.com/
<つけたし>
「東京エキストラNOTES」経由で今作の撮影にエキストラ参加された皆さん、あらためてご協力ありがとうございました。
今作のエンドロールやパンフレットには次のクレジットがきちんと入ってますので、どうぞお見逃しなく~。
「京都ロケ ボランティアエキストラの皆さん」
「東京ロケ ボランティアエキストラの皆さん」
<つけたし2>
自分も何度か撮影に参加したんですが、「マンドリン演奏会」のシーンの客席にぼんやり映ってることだけ確認できました。第三者にはわからない程度 の映り具合なので、探さなくていいです(^^;。
<ご参考までに>
カテゴリ「クローズド・ノート」の記事を一覧(今作品のエキストラ募集の流れを一覧できます)▼
http://yanaken.cocolog-nifty.com/extra/closed_note/index.html
今作のエキストラ参加記念品アルバム▼
万年筆 | Tシャツ
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