昨2006年の当ブログの運営歴上、『パッチギ! LOVE&PEACE』と甲乙つけがたい強烈な体験をもたらした作品……映画『しゃべれども しゃべれども』(平山秀幸監督作品)が来週土曜(5月26日)から全国で公開されます。
TOKIOの国分太一が落語家に扮して初単独主演するこの昨品……と、今はこうやって普通に人名を書けますが、昨年のいまごろは「諸事情により募集告知文中では出演者の紹介ナシ」という(ありがち?な)制約の中、「寄席、落語独演会会場」や「浅草寺境内」など、多人数の「中高年エキストラ」を必要とする撮影が連日続く状況で、エキストラ担当スタッフの必死ぶりが伝染してっちゅうか、ない知恵ふり絞っていろいろ告知を広める工夫に取り組んだものでした。
自分でもロケに2回エキストラで参加しましたが、特に新宿末広亭での「徹夜ロケ」(伊東四朗さん演じる落語家・桂小三文が「火焔太鼓」を演じるシーンと、その前後数シーンが撮影された)は、かなり刺激的な体験になりました。
というわけで、久々にオフィシャルサイトを覗いてみると、「文部省特別選定作品」「東京都推奨」「都民劇場選定」「大阪府教育委員会推薦」などなど、各方面からの推薦が列挙されていて、
「あの手のかかる子がこんなに立派に育ったかあ」
みたいな妙な感慨があったりします。
<追記>
5月31日にシネスイッチ銀座で観てきました。
感想を手短にいうなら「さわやか」の一言に尽きます……って、手短過ぎるかな(^^;。とにかく素敵な映画に仕上がっていて嬉しくなりました。
※今作ではエンドロールとパンフレットに「協力・東京エキストラNOTES」のクレジットをご明記いただいています。これからご覧になる方はちょこっと気にかけていただけるとうれしい(^^)。
※うしろ姿・かつ「数秒間程度」ではありますが、自分の出演シーンもそれなりにバッチリ映りました。師匠の高座が終わったあとの新宿末広亭、主人公と師匠の背後で客席のゴミ拾いをしている支配人がボク。ホントは客席にもいたんだけど、あとでこの支配人役の出番が予定されていたため極力目立たないようにしてました(^^;。
※この「新宿末広亭」での徹夜ロケには、実は原作者のかたもエキストラで参加されてます。あとでDVDとかでじっくり観ると発見できるかも?
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