4月24日、花魁の世界を描く時代劇映画『さくらん』のエキストラ(ボランティア)に参加してきました。
肝心の撮影は夕方からの雨のためちょっとしか出番がなかったのですが、なにせ時代劇は初体験。「ちょんまげ(のカツラ)」をつけさせてもらっただけで、すでにして「楽しい経験」というのが実感です。明日また行くしネ。
で、その「かつら装着」の実際(男性の場合)ですが、まず、おでこの生え際に「びんつけ油」をべっとり塗り、薄い布(丸羽二重っていうようですね)で頭をすっぽり2重におさえます。
これが完成した段階で、頭頂部の見た目はほぼ「つるっパゲ」なわけで、すでにかなりのインパクト。
そこへさらに、町人とか侍とか、各種髪型仕様のカツラをすっぽりかぶり、生え際などを細かく修正して出来上がり、という順序。
首から下はまだシャツとズボンなので、端からみればかなり珍妙でしょうが、とりあえず本人の気分は江戸時代人。
撮影当日にごいっしょさせていただいた 「しゃあ」さんから送っていただいた、 ちょんまげ姿のぼくの似顔絵?です(^^;。 |
つけて数分ほどでちょっと頭がかゆくなり、「ああ、ポリポリしたいけど、かけない」と、少しあせりましたが、その格好のまま夕食をいただき、衣装をつけ……など、あれこれ過ごしている間にかゆみも去り、終了時までそういうことは忘れていられました。
なお、自分も時代劇は初心者なんでむろん受け売りですけど、こういう本格的なかつらをつける場合の心得としては、次の2点は頭に入れておくといいようです。
・「かつらをつける⇒衣装に着替え」の順序となる関係上、Tシャツ、とっくりセーターなど、頭からすっぽりかぶる衣服は避け、前開きシャツなどの服装で。
・丸羽二重は、おでこに「びんつけ油」を塗って接着し、後方にピンとひっぱって装着される。このとき、両手の親指でこめかみ付近(羽二重の鉢巻部分)、人差し指で額(羽二重の端)をしっかり押さえる。
<補足1>
「時代劇のかつらはどこで売ってるのか?」
……について知りたい人がWEB検索でこの記事にたどり着くケースがあるようですので、そのへん少し調べた範囲で補っておきます。
●プロ用……
時代劇のかつらは(販売もあるけれど)撮影用などは大半がレンタルで、業界の有名どころのかつら会社が専門の床山さんの派遣なども含めたトータルサービスを行っています。
著名な会社には下記があります。
・株式会社山田かつら……東京都狛江市東和泉1-1-25
⇒ホームページにレンタル価格なども掲載されています。
・株式会社川村かつら店……大阪市東成区中道1-11-17、東京営業所=東京都中央区日本橋小伝馬町17-5
⇒ホームページ充実。
・有限会社山崎かつら……京都府京都市右京区太秦西蜂岡町9。
⇒東映の映画のかつらを一手に引き受けているそうです。ホームページはないらしい。
●パーティグッズ……
楽天市場で「時代劇 かつら」などのキーワードで探すと、安価なラバー製のものなどは山ほど見つかります。
<補足2>
エキストラ以外で「かつら体験」「時代劇の扮装体験」ができるサービスとして下記があります。
こうやって見ると、あらためて「タダで時代劇の扮装ができちゃうエキストラ」というのが「おトクな体験」だということがわかりますね。
・(京都) 東映太秦映画村>時代劇扮装の館
⇒東映のベテランのスタッフがメイク・結髪・着付けまでお手伝い。料金は「町娘」「忍者」他8500円~「おいらん」「十二単衣」他16000円まで。別料金でプロカメラマンによる写真撮影あり。
・(京都) 時代や
⇒京阪電鉄「三条」、地下鉄「三条京阪」最寄。扮装によってはそのまま町なかを20分ほど散歩できる。メイク・着付け・撮影3ポーズ台紙つきで1万円弱~2万円台。
女性向け:舞妓、芸妓、お姫様、十二単、吉野太夫、おいらん、お松、大奥、静御前など。
男性向け:安倍晴明、新選組、義経、お殿様、光源氏、牛若丸、弁慶など。
・日光江戸村>イベント>「江戸人変身処」
⇒殿様・姫、花魁、侍・浪人、町人(大人・子供)、武家娘、新撰組、大奥、女剣士、鎧、お店娘、岡引。
「町人」は料金3000円台、「侍・浪人」5000円と手ごろ。「花魁」「鎧」は3万円で、一生一度の思い出イベントという感じ。
スタートから2年目を迎えているものの、位置づけとしては期間限定なのでお早めに。
カツラ装備したかった・・・
羨ましいです・・・はい。
次の時代劇には、是非、参加しよう!!
投稿情報: RIO | 2006年4 月28日 (金) 00:16
RIOさんどうも。
次の時代劇には、是非、参加しよう!!
今回は「あきんど」系ばかりだったんで、次に機会があればお侍さんになってみたいなあ、なんて思っているYanaKenでした(^^;。
投稿情報: YanaKen(管理人) | 2006年4 月28日 (金) 10:33