専用ブログ新設を機に、当初のエキストラ募集告知の補足として作成した『私は貝になりたい』作品概要を抜き出し、加筆したものです。今後も随時加筆します。
作品のベースは「草創期のテレビが産んだ不朽の傑作」とされる同名ドラマ(1958年TBS。同じフランキー堺主演で翌年に映画化)。50年も前の作品ですが、10数年前にドラマ(所ジョージ主演)としてリメイクされたことがありますので、タイトルはご記憶の方も多いかもしれません。 私は書き上げたシナリオは直しません。それが私の流儀であり生き方です。だがこれまでのものの中で、一本だけにはぜひ手を入れ、書き直したい作品があります。(中略)作品の命題は「私は貝になりたい」です。 「リメイク」というより「完全版」を、半世紀後の今あらためて世に問いたい……という「思い」が伝わってきますネ。 |
- ●作品
- 劇場映画『私は貝になりたい』
11月22日(土)全国ロードショー - ●あらすじ
- 戦時中、召集令状に応じて軍務に服した高知の漁港の理髪店主・清水豊松は、終戦後に突然「戦犯」として逮捕される。上官に命じられ、捕虜の米兵の処刑に関わったことの罪を問われたのだ。
理不尽としか思えない「絞首刑」の判決を受けた豊松は、独房で再審嘆願書を夢中で書き続けるが……。 - ●スタッフ
- 脚本:橋本忍
- 1918年生まれ、1950年に黒澤明監督作品『羅生門』で脚本家デビュー。以降『生きる』『七人の侍』など、数々の黒澤作品の脚本作りに参加したほか、『張込み』(1958)『切腹』(1966)『白い巨塔』(1966)『風林火山』(1969)『日本沈没』(1973)『砂の器』(1974)『八甲田山』(1977)など、数々の名作・大作を手がけてきた、日本映画を代表する脚本家。
『私は貝になりたい』はオリジナルのドラマ版の脚本を手がけ、翌年の映画版では自ら監督も努めた。 - 監督:福澤克雄
- 40代なかばのTBS所属演出家/プロデューサー。
映画監督作は今回が初めてですが、「3年B組金八先生」の演出を3シーズンつとめて亀梨和也、上戸彩、福田沙紀といった若手俳優を世に送り出し、さらに連続ドラマ「GOOD LUCK!!」「白い影」「砂の器」、スペシャル「さとうきび畑の唄」「広島 昭和20年8月6日」など、多くの人の記憶に残る作品を数々演出。昨年は「華麗なる一族」(プロデューサー兼任)を大成功に導いています。 - ●出演者について
- 中居正広(清水豊松役)、仲間由紀恵(清水房江役)、柴本幸(敏子役)、笑福亭鶴瓶(西沢卓次役)、石坂浩二(矢野中将役) 他
- ●関連リンク
- 本作品について、詳しくは東宝の下記各ページで公表されていますのでご参照ください。
【製作決定】http://www.toho.co.jp/movienews/0705/08kaininaritai_sk.html
【ラインナップ】http://www.toho.co.jp/lineup/kaininaritai/
【作品公式サイト】http://www.watashi-kai.jp/
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