サイトをご覧になった方から先日メールでご質問をいただきました。特にプライベートな内容ではないのでこちらで回答します。
Q>神田川や日本橋川はずっと船で上ったり下ったりできるのでしょうか? サイトの写真を拝見した限りではできそうですが……
→ご推察のとおり、神田川・日本橋川の、合流点(小石川橋付近)から下流は神田川も日本橋川も船の通行が可能です。定期船とかがあるわけではありませんが、隅田川を起点に一筆書きふうに巡回できるため、けっこう「東京のちょっと変わった旅」の隠れた人気コース、みたいな面があります。
参加者を公募して「神田川・日本橋川めぐり」イベントを開催している団体もあるようですし(見つけたときはたいていすでに終わってる(^^;)、カヌー関連とか、河川の研究をしてらっしゃる団体の体験記なんかもWEB検索結果でしばしば見かけます。
また、最近うちのBBSに書き込んでくださった方のグループ(プレジャーボートのNPO団体)では、この春に神田川→日本橋川をひとまわりされてこられたそうで、そのときの写真は当サイトにも少しずつ流用させていただいています。
カヌーでの川めぐりの場合、隅田川や両河川の河口付近から入る以外に、後楽橋と水道橋の間にある船着場も利用できるようです。
はたまた、船宿で船をチャーターして、日本橋川→神田川のコースを延々ビデオに撮ってDVD化されたかたもいらっしゃいます。などなど……。
それより上流は、川底にゴミがたまってたりすることもあるようで、スクリューつきのボートではあぶないかもしれませんが、手漕ぎのボート(カヌー)でなら、だいぶ上流(面影橋の近辺だったか)にさかのぼった体験記事をどこかで読んだことはあります。
ぼく自身は残念ながら体験してないので(もっぱら陸から観察)、具体的な方法とか細かい注意点などについてはちょっとご相談に乗れませんが、そういうわけで、以上あらためてこのへんの話題を、ぼくがわかる範囲でまとめてみました。
<2008年4月追記>
上記は2004年夏時点での記事ですが、現在は神田川河口(浅草橋)の屋形船「三浦屋」が、神田川⇒日本橋川⇒隅田川をひとまわりする「歴史クルーズプラン」を随時運行中です。
http://www.funayado-miuraya.co.jp/rekishi-cruise.html
料金は42000円~(10名までの場合。より大人数向きのコースもあり)。グループ単位での利用なら、一人あたり数千円程度で回ることができます。
また、神田川・日本橋川とあわせて、向島側の「小名木川」もめぐるコースも設定されています。
<追記その2>
「あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」というNPO法人でも、「都心の水辺をめぐるエコツアー」と題し、「神田川・日本橋川コース」「小名木川コース」「芝浦天王洲コース」などの船による周遊ツアーを随時開催しているそうです。
「神田川・日本橋川」半日コース(2時間)は2名~、おとな1人4000円。1日コース(4時間)は3名以上、おとな1人5000円。
日本橋でホテルを経営している者です。先般、「江戸東京の川再発見実行委員会」が主催しました舟下りに参加しましたので、その時の写真レポートを当社のHPに添付しておりますので、ご参考にお知らせ致します。尚、主催者のお話ですと、やはり商業ベースのものは許可が下りないとのこと、防災船着場の啓蒙等の目的が無いとダメなようです。http://www.h-kazusaya.co.jp/info_area/funakudari/index.html
投稿情報: 工藤哲夫 | 2005年8 月29日 (月) 11:53
工藤さま 情報どうもありがとうございました。
常盤橋の防災船着場を着発されたんですね。ご紹介いただいたページ、興味深く拝見させていただきました。
尚、主催者のお話ですと、やはり商業ベースのものは許可が下りないとのこと
「防災」船着場の設置目的から考えれば商用利用禁止もいたしかたない面はあるんでしょうけど、たとえば「神田川めぐりの水上バス発着場が危急の際は防災拠点に早がわり」とかのほうが、素朴に「それはすばらしいアイデア」っていう印象にはなりますね。
最近できた秋葉原(和泉橋)の船着場など、かなり目立つ存在だし、むろん本来の目的を阻害しない範囲でですが、なにかそういう展開の余地はないのかな、なんて思ったりします。
投稿情報: YanaKen | 2005年8 月29日 (月) 12:59